l’ALeZAN
from Cote du Rhone
ラルザン
断崖絶壁の斜面。
森に囲まれ、自然のままの区画で、工夫を重ねながらワイン造りに邁進!
タン・レルミタージュでぶどう畑に囲まれた育ったレミは、とにかく肉体的な仕事が好きで、山岳ガイドを経て馬で畑を耕す会社を立ち上げます。そんな中、マドリッドで人材紹介会社で働きながら画家として活動を続けるパトリシアと出会い、意を決して2013年からワイン造りの世界に。
アルデッシュで入手した区画は、標高400mから崖のようにテラスになっている樹齢80年のぶどう畑。トラクターなどもっての他、全て手作業にも関わらず、ほとんどのぶどうを猪などの動物に食べられてしまい、2014年にサン・ジョゼフに手に入れた区画も害獣被害で収穫ゼロ。
しかし彼らは、森林を開墾。植樹し柵を乗り越えてくる害獣対策でペルゴラ仕立て (棚仕立て) で、買いぶどうでのネゴスワインを造りながら、少しずつ自分達の目指す方向に向かっています。
2019年に手に入れた古い農場をカーヴとし、なぜそこまで!というぐらい自ら苦難に立ち向かうレミとパトリシア。未来に向かって邁進しています!


l’ALeZAN
Merci - メルシー -
シラー 90% マルサンヌ 30%
ドメーヌを始めた当初から造り続けているパトリシアがラベルを手掛ける象徴的なキュヴェで、すべての人々への感謝の意が込められています。
黄桃やピーチネクターなどのアロマティックな果実味に、ほんのり清涼感のあるニュアンスも感じられます。
きめ細かくクリーミーな泡立ちで、塩気、旨味、心地よいほろ苦さのバランスがよく、エレガントで表情豊かな味わい。

La Tangente (ラ・タンジェント : ネゴス)
Encore - アンコール -
シラー 70% グルナシュ 30%
友達に、もっと「Encore !=アンコール!」と言われたのでキュヴェ名に。ラベルはレミの叔父さんが持っている、クラウド・アスティエの絵の一つ。
まさに食べ頃の熟した苺を頬張ったような、なんとも瑞々しい甘さが広がります。
香りの甘さとは裏腹に、涼し気な酸が心地良くワイン名の通り、もう一杯!とおかわりしたくなるような最高の喉越しのワインです!

Ostara - オスタラ -
グルナッシュ 70% シラー 30%
「アンコール!」と真逆のセパージュで、より長く熟成したもの。 「Printemps=春」として作りましたが、同名のキュヴェが他にあるため、イースター祭の名前「ostara」と名付けました。
苺やザクロの様な甘美な赤い果実味に、わずかにバニラエッセンスのようなニュアンスが、口当たりを丸く、しっとりとした雰囲気にします。
ほどよい酸味が全体を引き締め、艶やかで気品あふれるエレガントな味わい。

Les Vains - レ・ヴァン -
サンソー 75% ガメイ 25%
北のサンソーと南のガメイを使用していたので、元々は「エクスキューズ (言い訳)」というキュヴェ名でしたが、他にすでにあった為「Vaniteux (自惚れ)」より、レ・ヴァンというキュヴェ名に。
小さいバラの花の様なアロマ。野苺のような赤いピュアな果実味に、ほんのりと紅茶のようなニュアンスも感じられます。
とても瑞々しく、しっかりとしたミネラル感があり、余韻にはオレンジのような清々しい香りが広がり、スルスルと身体に染み入るようなワインです。

Ho'Oponopono - ホ・オポノポノ -
グルナッシュ 70% シラー 30%
ホ・オポノポノとはハワイの伝統的な言葉で「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」と心の中でつぶやくことにより、心を癒す効果があるという思想。
ラベルは、フランス-スペイン人のダヴィッド・ヴァモンド・ロペによる、治癒の解釈を表現しています。
苺やザクロの様な甘美な赤い果実味。わずかにバニラエッセンスのようなニュアンスが、口当たりを丸く、しっとりとした雰囲気に。ほどよい酸味が全体を引き締め、艶やかで気品あふれるエレガントな味わい。

Pot - ポット -
サンソー2/3 ガメイ1/3
「ポット」=友達、仲間の意味。友達と気軽に飲んで欲しいという思いが込められています。
さくらんぼやアセロラなどのフレッシュな果実味に、緻密なスパイスも感じられます。
とても瑞々しく、ミネラリー。甘酸っぱくキュッと引き締まる酸が心地よく、軽快で喉越しの良い味わいです。
